メンズのスキンケアが必要な理由は？男性の肌の構造を女性と比較

スキンケアは女性特有の作業であると思ってはいませんか？実は男性であっても肌のお手入れというものは必要で、最近では男性用のスキンケア化粧品なども販売されています。

男性用と名前が付いているということは、女性とはまた肌の勝手が違うのです。ここでは女性の肌の構造と比較して男性の肌について見ていきましょう。

男性と女性の肌は大きく分けて三つほど違いがあり、皮膚の厚み、皮脂分泌量の差、水分の量に違いがあります。まず、皮膚の厚みに関して言うと男性の肌は女性のそれと比べて厚いのです。

皮膚が厚い分だけ肌は硬く、またキメが粗くなりやすい傾向にあります。皮脂分泌量も女性より3倍多く分泌されていて、肌がべたべたするなど油分の多い肌質につながっているのです。

思春期の吹き出物の多さなどもここに関わって来ているのですが、実は皮脂の分泌量は50代まで変化がありません。これら二点に加えて、肌が保有する水分量は女性の50％以下になります。

そのため肌は乾燥しやすく、皮膚の厚さとも相まって毛穴が開きやすくなってしまうのです。また、毛穴だけに留まらず、水分量が少ないことによって肌を乾燥から守るためにさらに皮脂の分泌が促進されます。

そこで皮脂を落とそうと洗顔したとしても、皮膚に水分を保たせることにはならないので、より乾燥が酷くなってしまいます。

結果、肌が脂っぽくなり皮膚炎や吹き出物が多く発生してしまうという悪循環に陥ってしまうのです。一度負のサイクルに陥ってしまうと、そこから抜け出すのは容易ではありません。

以上を見て頂けると男性の肌がどれだけデリケートなのか分かってもらえるかと思います。これらの肌トラブルを回避するために、男性であってもスキンケアをする必要があるのです。

女性じゃないから気にしないという意見も確かにあると思いますが、実は放置していると吹き出物の跡が残ったり、肌が荒れたりとトラブルも発生します。

最近では紫外線が強い日も多く、気温も例年に比べると上がってきています。汗をかく機会も増えているので、日焼けなども含めて肌のケアに関心を持ってみましょう。

肌の構造上、男性のものは女性と比べて圧倒的にデリケートであることが分かりました。しかも、女性の場合は化粧をすることで外気や紫外線から肌を保護しているという側面がありますが、男性は違います。

太陽に素肌を晒しているのは後々様々なトラブルを引き起こすので、スキンケアを視野に入れてみましょう。